11月の新刊情報(詳しい編)

フランダースの犬 
「さあ行こう、パトラッシュ。ぼくたちは、たったふたりきりなんだ。」ネロは、まずしくともやさしく、絵の才能にあふれた少年でした。フランダースの犬、パトラッシュとは大のなかよし。やさしいおじいさんに見守られ、小さな小屋で、ふたりはとても幸せにくらしていました。けれども、ある寒い雪の晩、放火犯のうたがいをかけられたネロは、おじいさんもなくなり……。
賢者の贈り物
いちばん賢くないかたちでプレゼントを選んでしまった二人の幸せを描く「賢者の贈り物」。ツタの最後の一葉が落ちたら、自分は死ぬんだと信じてしまった若い女性に起こった奇跡の物語、「最後の一葉」……。100年もの間、世界中で読まれてきたO・ヘンリーの作品から、えりすぐりの10編を収録。くすっと笑って本を閉じ、また読み返したくなる、そんな宝物のような短編集です。